屋根裏庭園

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【Z/X】赤白+αディンギル

どうも、バナナ大臣です。

今回は今使っている赤白ディンギルデッキについての簡単な解説になります。ディンギルデッキにおける基本的な考え方については前回の記事にまとめているので、そちらをご覧いただけたらと思います。

okitsune-sama.hatenablog.com

 

まずはリストから。

デッキ画像

プレイヤーカード x 1枚
都城出雲 x 1枚

メインデッキ x 50枚
猛撃の勇角エイクスニール x 4枚
イヴィルベイン エミクス x 4枚
月華の女神セレネ x 4枚
義姉を探す流星スダルシャナ x 4枚
熱唱サマーソング リリー x 4枚
鍛錬鍛冶フォージ x 1枚
必誅の焔弓ガーンデーヴァ x 4枚
『壊做』鎧工レインフォース x 4枚
無欠の純硬ダイヤウルフ x 1枚
イル・ラク・サアル x 4枚
イル・イムマル x 4枚
咬断機械グレイヴバイト x 4枚
支配する金狼ヤシギ x 4枚
終末の四大天使 神曲サンダルフォン x 4枚

エクストラ x 12枚
粗暴な海の神 戸塚 尊 x 2枚
怨嗟の『壊做』ナナヤ x 1枚
陽炎の神娘ナナヤ x 2枚
狡猾な炎の神ロキ・レーヴァテイン x 2枚
厳門の『苛烈』イガリマ x 2枚
輝ける『僥倖』イナンナ x 1枚
厳粛なる『裁決』アヌ x 1枚
試作型ブリMKII&汎用型ブリ x 1枚

 

 

赤:30 白:12 青:8

 

 

前回の投稿時点から、自分視点でのいくつかの環境の変化がありました。大きなものとしてはこの2つ

 

1.強力な能力を持つシフト
2.能力によってチャージを作るカードの増加

公式の方針として各種族やパートナーゼクスデッキの強化が行われていて、全体的にIGOBを使用するデッキが増えている印象を受けます。

また、それに伴ってかIGOBの円滑な運用のために「風の天使とフォスフラム」や「アルモタヘル&フォスフラム」のような自前でチャージ用意できるカードが増えました。

極めつけともいえるのが「純白の銀閃光ホーリースカイ」の存在です。

マエロルも真っ青な圧倒的なカードパワー

イグニッションアイコン帯のカードがチャージ増強能力を持っているので、単純なIGOBのサポートだけではなくイグニッションに転用することがメイン、かつイグニッションフェイズに登場した場合にその能力でさらにイグニッションが連鎖したりとそもそものゲームスピードが速く、「ホーリースカイ」登場以前の構築ではそもそもこのカードのスピードに付いていくことは難しいです。

世間的なディンギルデッキのリストを観察すると、こうした強力なチャージブースト能力に対抗するためにそもそもチャージ除去能力を持つカードを減らし、「がぶがぶするベアトラップ」のみを用いてIGOBを阻害する方向に移っているように見られます。

ともあれ「純白の銀閃光ホーリースカイ」が与えたインパクトは非常に大きく、ディンギルデッキは構築の変化を余儀なくされました。

 

戦略

そこで今回採用したプランは、逆に相手のカードの全除外するというもの。そのためのキーカードが「終末の四大天使 神曲サンダルフォン」です。

前回の記事に述べたように、ディンギルデッキは速度の概念が重要です。前回のリストにおいては対戦相手よりも1歩早いリーサルが目標でしたが、相手の速度が上がってしまったのでこの実現は難しくなり、したがってこちらがゲームに勝つためには相手を減速させる必要があります。

通常のディンギルは「サンダルフォン」がタッチ採用(色を無視した、能力での登場)が主流でしたが、今回はこのカードを手札からプレイすることを重点に置くことで、早い段階でのゲームの減速が可能になります。 

手札からプレイするためには当然ほかの白いカードの存在が不可欠であり、このために採用した白いカードが「イル・ラク・サアル」と「イヴィルベイン エミクス」の2種類です。

「イルラク」は環境に「ホーリースカイ」が増えている想定のため3コストの以下の除去でも有効、かつチャージを与えない除去によってこのカード自体によるゲームの減速が可能。

加えて、ディンギルLv2を要する「サンダルフォン」の3ターン目のプレイを行うためには1コストイベントの存在が必要不可欠であり、他のイベントと違いカードカウントで1:1交換が可能なこのカードは複数積むリスクが少ないのもポイント。

「エミクス」はゲームを減速させた返しに蓋として相手を詰ませることができるようになるためこのデッキに非常にマッチしています。

 基本的には「サンダルフォン」と「スダルシャナ」を絡めた全除外を狙い対戦相手を減速させつつ、パーツが揃い次第お決まりの「グレイヴバイト」を絡めたワンショットキルでのフィニッシュを狙います。

対面のデッキによっては全除外ゲームで完封勝利することも可能です。

 

 

 

 

tips

 

・「厳粛なる『裁決』アヌ」の採用

デッキ内の白いカードが増えたことによる恩恵です。ドローを連打してもヤシギが見つからない場合はたいていライフにいるので、そこから探しに行きます。

他の用途としては、こちらの盤面に「エミクス」が残っていると絶界能力のせいでバウンスができないといったことが起こりうるため、それの処理に使う場合があります。効果を無視してもパワーが10500あり、IGOBの処理札として運用できます。

チャージコストが3枚のため1枚維持しておく必要があるのでチャージ1枚のイグニッションを行うかどうかが非常にシビア。リビルドでコストが軽くなることを祈ってます。

 

・特定のカードを連打する

 

ディンギルレベルの用意さえできるなら「サンダルフォン」や「ヤシギ」を毎ターンプレイしていくのが勝ち筋になります。全除外ゲームを展開するのを目標にしてる以上こちらの攻め手段を枯渇させるわけにはいきません。

当たり前ではありますがこれらのカードは「セレネ」で出すことでエンドでの回収を狙います。

3コスト以下のカードであれば「ヤシギ」でトラッシュと除外から運用できるので、4コストのカードを常に手札に持つことを考えます。

また、もし手札からのプレイや「エイクスニール」でスクエアに出す場合もできればノーマルスクエアに置くのが理想でしょう。もし盤面に残ってターンが返って来た場合、「グレイヴバイト」でのバウンスによって再度展開できるようになるからです。

 

除外ゾーンがそこそこ肥えている場合の展開のサンプルとして、

 

リソース6枚(うち赤4枚)

手札 「ヤシギ」「 セレネA」「サンダルフォン

除外ゾーン 「グレイヴバイト」「セレネB」

相手のカードはプレイヤースクエアにスタートカード、ノーマルスクエアに小型ゼクスが2枚と仮定、

 

①「セレネA」から「ヤシギ」を相手プレイヤースクエア隣接に設置し攻撃

②ヤシギ効果で「セレネB」を出し、「セレネB」効果で「サンダルフォン」、効果で盤面とチャージを除外

③「ヤシギ」効果で「グレイヴバイト」、効果で「サンダルフォン」と「セレネB」をバウンス

④残ったリソースで「セレネB」をプレイ(この際リブート状態のグレイヴバイトに上書きすることでトラッシュ1枚を稼ぐことができます)し、能力で「サンダルフォン

⑤終了時に「サンダルフォン」と「ヤシギ」が帰還し盤面に「セレネ」が2枚あるため、リソース送りさえされなければ次のターンも継続して除外をすることが可能

 

この展開は手札も強くあくまで理想系ではありますが、この手札になるようにリソースセットと手札コストを作っていくとわかりやすいかと思います。

 

 

・アッパーゼクスの位置

 

先行2ターン目のアッパーは自分のプレイヤースクエア横に設置することが多かったと思いますが、このデッキでは基本的に相手のプレイヤースクエア横に設置して返します。

チャージ除外ゲームを展開する上で一番ネックになるのが相手のプレイヤースクエアの存在です。その隣接位置にパワー6000のゼクスを置くことで

①処理されなければ返しのターンでそのままスタートカードを叩いて「スダルシャナ」などで除外

②3コストゼクスを4.6スクエアに置いてスタートカードとの2パンでの処理であれば返しにこちらの「イルラク」が刺さるフィールドになる、且つこちらのチャージが生まれて「ヤシギ」のためのトラッシュを肥やしやすくなる

 

といった利点があります。手札にチャージ除外カードもイベントもないのであれば無理に前に出す必要はないのですが、手札に「イルラク」「サンダルフォン」「スダルシャナ」を持っているのであればそれらのバリューを上げるためにも前に設置するのがベターでしょう。

 

 

・終わりに

今回この赤白ディンギルデッキを用いて

ズィーガー杯XIXに置いてチームおまんじゅう倶楽部で無事2位に入賞することができました。

個人的に「ディンギルデッキは下火」という風潮は正直解せなかったので、悪くない結果で終われたかなーと思ってます。

ディンギルデッキが向かい風だと感じて辞めてしまった人は、一度赤白ディンギルを使ってみてください。