屋根裏庭園

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赤青+αディンギル

再録で組みやすかったのでディンギル組みました。

 

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プレイヤーカード x 1枚
都城出雲 x 1枚

メインデッキ x 50枚

愛と美の女神アフロディーテ x 1枚
熱唱サマーソング リリー x 4枚
猛撃の勇角エイクスニール x 4枚
義姉を探す流星スダルシャナ x 4枚
月華の女神セレネ x 4枚
隠者の緋石ジンカイトハーミット x 4枚
咬断機械グレイヴバイト x 4枚
イル・イムマル x 2枚
アブブ・カブラ x 4枚
支配する金狼ヤシギ x 4枚
必誅の焔弓ガーンデーヴァ x 4枚
楽園の舞姫ウェイベル x 4枚
『壊做』鎧工レインフォース x 4枚
緋の爆炎シャルラハロート x 3枚

 

エクストラ x 12枚
粗暴な海の神 戸塚 尊 x 4枚
厳門の『苛烈』イガリマ x 3枚
怨嗟の『壊做』ナナヤ x 3枚
輝ける『僥倖』イナンナ x 1枚
試作型ブリMKII&汎用型ブリ x 1枚

 

カードの能力について説明はしません。能力については知っている前提での内容になります。

 

 

1 目的

このデッキが目指すゲームとはすなわち「相手のフィニッシュターンの1ターン前にこちらがゲームを決めること」です。種族やカラーもバラけるこのデッキではカードパワーの高いIGOBを強く使うことは困難であり、盤面を作る制圧プランに徹してしまうと他のデッキの劣化になる可能性が高いと考えています。

なので、他のデッキが強い動きをしてくるその1ターン前に勝ちに行きます。ディンギルには「猛撃の勇角エイクスニール」を筆頭にしたワンショットキルを遂行できるだけのパーツがありますし、そこに行くためにチャージ除外を用いてターンをずらせるカードもそろっています。

想定している今の環境は、先行側の最初にIGOBができる5ターン目が終着点であるため、それより早い4ターン目のワンショットキルが今回のデッキリストにおける基本テーマです。

 

 

2 構造

ディンギルデッキの強みはデッキの構造による安定感です。基本的に4コストのディンギルLvを上げるカードからゲームをスタートしますが、これらのカード郡はすべてルーティング(手札交換)の能力を持っているために次ターン移行の動きがある程度保障されています。

逆に構造上の欠陥がゲーム序盤でのIGヒットによる上振れがほぼないことでもあります。IGアイコンは「月華の女神セレネ」以外すべてが2以上のディンギルLvを参照しているために、序盤せっかくヒットしたIGがただの3コストにしかならないケースのほうが多いからです。リソースリンクによる無からのチャージ発生、IGアイコンでLvを上げることができるウェイカーLv系のデッキと比較するとわかりやすいかと思います。

 

「熱唱サマーソング リリー」の存在からディンギルLvを上げるカードは3連続でのプレイを要求してくるので、16枚のリストを散見しますが個人的には体感18枚以上(うち、ゲームのスターターである4コスト郡は10枚以上)入れておくのが無難でしょう。

 

さらに今回のデッキリストは赤青以外のカードは「緋の爆炎シャルラハロート」以外はカットしており、非常にシンプルな構成です。赤のカード枚数を多くし、「支配する金狼ヤシギ」の安定運用を狙います。「支配する金狼ヤシギ」は除外数枚と手札にこのカードのみで5パンは平然と行うレベルのスペックがあるので、4枚積むべきカードだと考えています。

 

 

 

3 行動指針 

4ターン目というのは6コストディンギルが最初にプレイできるターンであるため、非常に重要です。ここでゲームを決めるor相手のチャージと盤面のカードを奪って、弱い動きを強要し次のターンに繋ぐのがマストであるため、ここに向けて前の3ターンを消化していきます。

 

 ゲームプレイの目安

 第一ターン

 手札をリソースにセットしてターンを終えます。2ターン目以降にルーティングを回す際の選択肢を多く持つためです。ここでカードをプレイするのはなるべく避けるべきでしょう。

 イベントの先行1ターン目プレイについてですが、わざわざ初手で空打ちしなくても6リソース時の展開ターンも「月華の女神セレネ」によって軽く動けるので1コストの捻出が可能なケースは多いです。そのタイミングでのイベントのプレイの方がダイレクトに勝利に貢献する可能性が高い(こちらのゼクスでワンパンした後、「イル・イムマル」で自壊するなど)ため、今回のリストでは初手では打たないほうが良いと考えています。

 後手の場合、相手のゼクスが自軍プレイヤースクエア隣接にいる場合が多いと思いますが、基本は殴り返さなくてもいいです。

 

 第二ターン

 先行時は「必誅の焔弓ガーンデーヴァ」、「楽園の舞姫ウェイベル」、「『壊做』鎧工レインフォース」のどれか(以下これら3種をアッパーと呼称)を自軍プレイヤースクエア横に設置します。

 アッパーのうち赤の2種類は盤面に残って4ターン目を迎えた場合に「厳門の『苛烈』イガリマ」の素材になること、「楽園の舞姫ウェイベル」は生存してターンが帰ってきた場合にディンギルLvがさらに上がることが確定するので、すべて残った場合にボーナスがあります。基本的には「必誅の焔弓ガーンデーヴァ」「楽園の舞姫ウェイベル」に関してはほぼ処理されてしまうことの方が多いので残った時にどう運用するかのみを考えてあまり生存には固執せず、割り切って使用します。

 後手時は若干プレイの性質が変わるターンでもあります。プレイするカード自体は同じですが、相手の先行3ターン目は5コストウェイカーのプレイターンになるので、出現スクエアを限定させるために相手プレイヤースクエア隣接に設置するケースもあります。特に厄介なのが「冥土三姫 火刑人形スティカ」で、直前ターンに「恋の応援モテッツ」で5コストゼクスをチャージに置かれている場合などはIG絡めた処理を狙うために前に出してこちらのチャージを作りにいくことを考えます。

 第三ターン

 基本的には第二ターンと同じくアッパーのプレイを消化する可能性が高いです。後手時で特に強いターンであり、このターンからは「月華の女神セレネ」+アッパー+「義姉を探す流星スダルシャナ」orイベント構えといった強い組み合わせがあるのでそれらを狙っていきます。

 第四ターン

 冒頭で記載した通り、このタイミングで狙うべきは基本的に

(a)相手の盤面とチャージの殲滅

(b)ワンショットキル

の2択しかありません。

(a)のプラン運用の場合に特にキーになるのが「義姉を探す流星スダルシャナ」と「輝ける『僥倖』イナンナ」です。1ターン前の時点で「月華の女神セレネ」+「義姉を探す流星スダルシャナ」のプレイができているとこれらのカードが盤面かチャージに存在する可能性が高く、「支配する金狼ヤシギ」による再利用を絡めて主に先行時はこのプランを切る場合が多いです。

そして(b)のプランにおいて絶対に必要なものが「咬断機械グレイヴバイト」。ワンショットキルには当然このカードによるセルフバウンスが絡んでくるためです。

言い換えると4ターン目においては「義姉を探す流星スダルシャナ」or「咬断機械グレイヴバイト」は絶対に必要なパーツであるということです。4ターン目にこれらをプレイできる手札を前の3ターンで組み上げていきます。

 

 五ターン目以降

殺しに行きましょう。

 

4 tips

基本的に盤面によってカードが複雑に動くデッキなのであまり固定の展開方法というのがありません。デッキを使う上で知っておくべき内容を抑えておくことでより強い動きを作っていきます。 

 先ディンギルと後ディンギル

ディンギルというのはリソースが起きている時にディンギルすることで、後ディンギルは逆にリソースを全て使用した後に盤面に引きこもって残っている自分のゼクスを攻撃に転用する際に利用します。何もない状況からダメージを入れることができるようになる「後ディンギル」の方が動きとしては強いですが、ライフから出てきた生物によってディンギルができなくなってしまうケースもあります。

逆に相手視点においてはプレイヤースクエアに高パワーゼクスを設置するなどして先ディンギルのプレイを要求することでこちらのワンショットを対策することもあります。ちなみにこの先ディンギルディンギル権を温存した状態で行うのが「緋の爆炎シャルラハロート」です。

 踏みつぶし

能力によるゼクス特殊召喚が強いこのデッキではスクエアが開いていることというのはとても大事で、不用意にゼクスを開いているスクエアに展開していると出す場所がない、といった状況になりがちです。

IG、手出し、ディンギルの3パターンにおいてはリブートのゼクスを踏みつぶしてプレイすることができるため、これらの行動を行う場合常に既存のゼクスを踏みつぶすかどうか一考する必要があります。

 

5 非採用カード

 封印の魔人シジールマ

このカードの強みは能力の発動タイミングに少しズレがあることです。「熱唱サマーソング リリー」や「猛撃の勇角エイクスニール」→「咬断機械グレイヴバイト」の間にこのカードが挟むことで攻撃した後でのバウンスが可能になりますが、現在であれば「月華の女神セレネ」で同じようなことができます。

 

 がぶがぶするベアトラップ

ピーピングハンデスは今回の設定ターンとはゲームが合っていないと思っているので非採用です。色の都合このカードを置いたのち「封印の魔人シジールマ」のプレイが可能になったりするのでこの2枚はセット採用が妥当でしょう。赤の枚数の減少に伴う「支配する金狼ヤシギ」の安定運用に支障があるので非採用です。

 

 終末の四大天使 神曲サンダルフォン

上記2枚とは異なり「義姉を探す流星スダルシャナ」4枚では足りない場合に、盤面とチャージの除外能力がこのデッキにおいて求めている能力であるため採用する可能性があります。

 

6 終わりに

流行のものとはリストが少し違いますが、おおまかなプレイに関してはそこまで変わらないはずですのでなにかしら役に立てれば幸いです。

大会の仕様の都合上リストが若干違いますが、まごごめしさんがこのデッキを使って七尾杯でエキシビションマッチ含む全勝という結果を出してくれたので、これを機に赤青型も普及するといいなー。